超時空管弦楽Fに行ってきた

大好きな菅野よう子さんの代表作のひとつとも言えるマクロスFの演奏会がある!ということで行ってまいりました。 わたしが行ったのは2日目の2公演目。

macross.jp

三越劇場は歴史ある格調高いハコ。内装はヨーロピアンで、ステンドグラスとかがあって素敵!キャパは500人ほどで小さめ、天井も低い。

おめかししてきた女子がたくさんいて目の保養でした。一方男子はTシャツ半パン。という差がなんだか面白かったです。ふだんあんまり器楽コンサートに行かない層のお客さんが来ているんだろうな。裾野が広がった感。

舞台が小さめだからか、編成も小さめ。電子楽器モリモリなので全楽器オンマイクでした。迫力があって、コンサートと言うよりライブって感じ。劇場の音響の都合もあるのかもしれない。

鍵盤打楽器はスペースの都合か、最近発売されたばかりの電子マリンバだった気がする(あまり良く見えなかったので違うかもしれない、でも不思議な音が出ていた気がする)!実戦投入されているとしたら初めて見たかも。

こういうやつ。楽しそう…

www.youtube.com

ひな壇もなく、客席も高低差があまりなかったので、楽器隊の方が前列しかよく見えなかったのはちょっとざんねん。 2階席にすればよかった!

指揮は志村健一先生。 以前参加したOrchestra Valseで指揮をされていた志村先生を今度は客席から拝見するというのも楽しみの一つでした。

purarap.hatenablog.com

先生の「"サブカル"という言い方が嫌。アニメやゲームの音楽はもはやメインカルチャーだ!」という言葉がとても印象的でした。本当にそうだよなあー、いやむしろデカルチャーなのでは?とか考えてひとりでムフフとなりました。

前半は初代マクロス楽曲から。 世代ではないので「愛・おぼえていますか」しか知らない状態で聴きましたが楽しかったです。音作りにも時代が出ますね。 35年前ってオーケストラ楽器+バンド楽器をあわせた編成で劇伴が出始めたくらいなのかしら。

後半はマクロスFの楽曲から。 歌ものが半分くらいあり、キャッチーなセトリ。

ですがやっぱりオケ曲は聴き応えがすごい! 「トランスフォーメーション」は弦楽器勢のダイナミックな動きもあいまって緊迫感、力強さがとても気持ちよかったです。欲を言えば 「Tally ho!」とか「Vital Force」も聴きたかったななんて…。 「蒼のエーテル」「アイモ」の弦楽アンサンブルのところは息をするの忘れるくらいに見入ってしまいました。

ゲストの中島愛さん登場。かわいい…!!!見惚れる。歌の安定感がすごかった。

編曲に関してはどうしてもしょうがないところもありつつ、歌もののAメロをObとかClでやるとジャスコ感が出てしまうよね……かといって合唱的な唱法で映えるかといわれると悩みどころなのもわかる。 「ライオン」では後半のサビ繰り返しのところのみ(?)合唱が入っていて、歌詞の意味がグッときてよかったです。「生き残りたい」のところ志村先生の気迫がすごかった。 アンコールのランカCMメドレーでは、その「合唱的な唱法」を逆手に取って意外性のあるプログラムになっていてよかった!エエ声で「ニンジ〜〜ン Loves you Yeah!」(中島愛さんに歌ってほしかった気持ちもありますが笑)

わたしは菅野よう子さん楽曲ばかり演奏するオーケストラに所属していて、「演奏する側にいると客として聴けない」ジレンマに苦しんでいましたが、ひとつ夢がかなった気分です。あっという間の90分間堪能させていただきました!

終演後の白トビランカ。

ほそぼそと紙の日記を続けていて、興がのったらちょっとした絵を描く。

昨日はピザとたい焼きの絵。
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水彩色鉛筆でざざっと色をつけていく。薄い色から順に塗る。

なめらかなソースやチーズは筆に水を多く含ませて、焼かれて焦げ目のついた部分はかすれるくらいの水分で。

静かに没頭すると雑念が消えるのがよい。誰のために描いているわけでもなく、「いいね」が欲しいようなものでもない。自己満足であり、言うなればただの消費だ。f:id:purarap:20180904042324j:image

友人は皆、語学をやったりジムに通ったりと将来の自分に投資している。一方わたしときたら楽器を弾いたり絵を描いたりと、およそお金にもならなければ誰のためにもならないことばかりしている。いつかこのことを後悔するんだろうか。

 

数年後の将来像がうまく描けず、成したいことも思いつかない。とにもかくにも体調が安定しないことには。

最近読んだ本、挫折した本

最近は図書館を使い倒して本を読んでいる。図書館のウェブサイトで人気図書と新着図書をざざざとチェックして興味を惹かれたものを気軽に予約するスタイルで、ノンジャンルにいろいろ読もうとしている。

マチネの終わりに

マチネの終わりに

中年男女の恋愛小説。クラシックギタリストの男性と国際ジャーナリストの女性のお話で、ひさしぶりに小説でうっとりする感覚があった。展開もドラマチック。時を経て過去の捉え方が変化することの描き方が好き。


対岸の彼女 (文春文庫)

対岸の彼女 (文春文庫)

チェコ好きさんのブログを読んで借りてみた一冊。 aniram-czech.hatenablog.com タイトルにもあるように、女性同士の関係って結婚や出産などで変化しやすくて、いとも簡単に相手が「対岸」にいるように感じる。アラサーはまさにその渦中で、ある種の寂しさがつきまとっていたんだけど、そういうのを包み込んでくれる感じがした。ちょっとした悪意とか誤解とかがあるのはしょうがないけども大事なことからは軸足をぶらさずにいたいなあ。


ウィーン・フィル コンサートマスターの楽屋から

ウィーン・フィル コンサートマスターの楽屋から

  • 作者: ウェルナー・ヒンク,小宮正安
  • 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
  • 発売日: 2017/11/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
コンマスってどんなことを考えながら演奏しているのかなーというのが知りたくて読みました。著名な指揮者の方がどんな人柄なのかとかも書いてあって面白かった。先日、プロフェッショナル仕事の流儀でベルリン・フィルコンマス樫本大進さんの特集を見たこともあり、思い浮かべながら読めた。 指揮者は曲を解釈するのに対して、それを演奏に落とし込むことと全体で事故が起こらないようにするのがコンマス。集団の音楽にとっては、信頼関係や人間関係も音楽をつくる大切な要素なんだよなあ。 管楽器と弦楽器の発音までの「時差」を埋める独自の感覚なども語られていて、いつかはウィーンフィルの演奏を聞きたいなぁ。


アレント入門 (ちくま新書1229)

アレント入門 (ちくま新書1229)

昨今の世論の感じとかがどうにもつらくて勉強しようと読んだ。 本来、良識のある「普通の人」がなぜナチスに賛同してホロコーストのような悲劇を引き起こしたのか。このへん、大学のときにキリスト教学で読んだ本にも関連するところがあるなあと思って興味深く読めた。
神は悪の問題に答えられるか―神義論をめぐる五つの答え

神は悪の問題に答えられるか―神義論をめぐる五つの答え

宗教観とイデオロギーが絡み合うあたりって大学の頃にはだいぶ難解に感じられたけど、最近は少しは理解がしやすくなってきたかんじ。


コンビニ人間

コンビニ人間

他人に干渉することの暴力性や、居心地の良い場所を見つけることの大切さ。キモくて金のないおっさん(KKO)に女があてがわれる話としても面白かった。


マンガで教養【CD付】はじめてのクラシック

マンガで教養【CD付】はじめてのクラシック

ラ・フォル・ジュルネに行く前にちょっと読んでみるかととりあえず借りた一冊。漫画で読みやすい。知っていることが多かったけどとっつきやすい。

以下はざっと通読したけど特に感想ない

いちばんていねいな、基本のデッサン (オールカラーでわかりやすい)

いちばんていねいな、基本のデッサン (オールカラーでわかりやすい)

音楽が教えてくれたこと

音楽が教えてくれたこと

マネタイズ戦略――顧客価値提案にイノベーションを起こす新しい発想

マネタイズ戦略――顧客価値提案にイノベーションを起こす新しい発想

断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

以下は挫折

白痴 (上巻) (新潮文庫)

白痴 (上巻) (新潮文庫)

下巻真ん中あたりで挫折した(ネタバレを読んでしまった)

生い立ち読んだあたりで挫折した(学生時代は思ったより今の学生と同じような生活してたんだなぁと面白かった) 横山大観展も東京展は終わってしまった。京都展行けたらいいどどうかな…

結婚パーティ、セッション、アンサンブル

引き続き、人前で演奏することが多い近頃。 オーケストラの運営メンバーとして一緒に活動している友人の結婚パーティでは2ndVnのトップとして弾かせてもらった。正直、トップとして何ができたかと聞かれれば、ボウイングのチェックとか連絡くらいしかないんだけど、気心知れた上手なメンバーたちから私のステップアップのためにと推してもらえたことがうれしかった。

演奏は昭和の雰囲気が素敵なダンスホールにて。こんなところで演奏できるなんて初めてで、これまたうれしい。

先週末はバンド系のセッション。こういうところではバイオリンの奏者人口が多くないので、たいていバイオリンパートは1人で弾く。まだまだ未熟な自分にとっては時期尚早な場だとは思いつつ、幸いにして皆あたたかく迎え入れてくれているおかげで、なんとか弾かせてもらっている。 そろそろイヤモニとかプリアンプとかエフェクターとか手を出してみたいなぁ。オクターブ下げてチェロ音域とか、ハモリとか、リバーブかけたりとか、夢。

友人(といっても、7つほど年上のお姉さま)とのアンサンブル企画も動き始めた。まだ譜面をさらうところまでしかできてないけれど、徐々に息を合わせて演奏できるようになるであろう。秋頃に披露の機会をつくるべく鋭意練習中。

何度も実感しているのは、バイオリンをはじめてからいろんな場所に行けるようになっていろんな人と知り合って、やることがどんどん広がっていくのが面白いってこと。趣味がこんなに充実していくとは予想もしていなかった。踏み違えた感もいなめないけど後悔はまったくない。私が楽しく豊かに過ごすために必要なことがはっきり見えるようになってきた。

今年に入ってから、月に一回のペースで人前で演奏する機会に恵まれている。 私の腕前にしては多すぎるといってもいい。でも、四月は君の嘘を履修済みの私に、演奏できる機会を断る選択肢はないのです。

数年前に取り組んだ曲に再挑戦するものもあり、新鮮な気持ち。あの頃できなかったことがあっさりできたり、必死に練習して出来ていたはずのところが弾けなくなっていたり。

楽器を工房に持っていってメンテナンスしてもらったら、思った以上にぴかぴかになり、音量もあがり、怠けていられないなという気持ちになった。 微妙に以前と力のかけ具合も変わった感覚があって、まだ馴染んでいないかも。きれいに鳴らしたいなあ。

すこしずつつくる

今年はDTMをがんばろうというのを年初に決めたので、少しずつ家のレイアウトを変えてシンセを弾きやすくしたり、Cubaseで何小節かを打ち込む活動をしている。 アレンジ能力が全然ないので、どうにもべちゃーっとして垢抜けない感じになってしまうんだけど、そこはDTM会で知見をもらってブラッシュアップできたらいいなぁ。あと、ちゃんと曲としてまとまりのある数分間を書ききれるようになりたい。 鍵盤を演奏する能力が数年でがくっと落ちてしまったから、ろくに入力も思う通りにいかない。これは練習を継続していくしかなさそう。いろいろ勉強することがあって楽しい。しばらくはどうせありきたりなものを作るのでやっとだろうから、過度に自分に期待せずゆるゆるがんばろう。

小籠包

体力がないのでいわゆるアフター5に予定を入れるのが負担で、めったに人を誘うことはないし飲み会の誘いにもあまり乗らないここ数年だけど、久しぶりに人を誘って晩御飯に行ってきた。

先月の演奏会でのアンサンブルに向けてとても親身になって指導してくれたバイオリンの上手い女の子で、私は彼女と一緒に練習したり演奏しているとすごく楽しい気分になる。ひとりでももちろん楽しいんだけど、彼女の面倒見の良さというのか、みんなで楽しみながらうまくなろうという姿勢が好き。そして上手い。なのに下手な人間を見下したりするところがないのがかっこいい。

彼女はアンサンブルメンバーのなかで一番レベルが劣る私に何度かスタジオ個人練をしてくれて、私はそのおかげで下手なりにアンサンブルをやりとげることができた。オーケストラだとバイオリン属はたくさん人数がいるので多少ミスしても目立たないけど、少人数でのアンサンブルでは演奏のディティールにも気を遣わないと成立しない。私の演奏レベルでは正直まだまだアンサンブルには不十分だったのだけど、個人練のおかげでなんとかお客さんの前で演奏しても恥ずかしくはないところまで持ってこられたと思っている。感謝の言葉もない。

「一緒に演奏したいな」って思える、すてきな女性が何人も思い浮かぶのは幸せなことだ(もちろん女性に限った話ではないんだけど、異性はどうしても誘いづらいというのはある)。私もいつかは「一緒に演奏したい」と言ってもらえるようなプレイヤーになりたい。